オマール海老は死ぬまで脱皮する

オマール海老の寿命について

ロブスターは卵から孵化し、一生を通じて成長を続け、50から100年とされる長寿命を持つと言われています。また、ロブスターは細胞分裂を続けても細胞が老化しづらいという他の海老類とも異なる独特の特性を持っています。

それではそんなオマール海老について詳しく調べてみましょう。

ザリガニ?オマール海老?

           オマール海老はザリガニ類のアカザエビ科に属します。見た目はザリガニかと思われる人もいらっしゃると思いますが、学術上はザリガニとは少し異なる生き物のようです。

 

 体長

体長は約50cmに達するものもいるようで、大きなザリガニのような形をしています。オマール海老のハサミ(クロー)は、通常2つあり、異なる機能を持っています。

一つは「粉砕用ハサミ(メジャークロー)」、

もう一つは「切断用ハサミ(マイナークロー)」です。

左右非対称の異なる目的を持った鋏をもっているという事のようです。

          

ハサミ

前脚の1対が大きなハサミとなっており、これがオマール海老の特徴です。。鋏はオマール海老の体の中でも特に発達した部分であり、強力な筋肉を持つため、身も非常に引き締まっていて弾力があります。鋏の殻もとても固い為、オマール海老が脱皮するためにこの鋏も脱皮も脱皮し形や大きさが変化していくようです。

          

オマール海老の寿命に与える要因

オマール海老の寿命は、さまざまな要因によって影響を受けます。その中でも最も重要なのは生息環境です。

オマールは世界中で生息していますが、世界最大のオマール海老漁獲地域がカナダであるように特に北緯の高い海水の冷たい地方で多く獲れるようです。

冷たい水温は、オマール海老の代謝を遅くし、寿命を延ばすのに寄与しています。また、捕食者の少ない環境や、豊富な餌の供給も寿命を左右する重要な要素になっているようです。

鋏の身は、オマール海老全体の中でも特に濃厚な旨味を持つ部分とされています。オマール海老全体に共通する甘みと塩味が絶妙に絡み合い、噛むたびに豊かな味わいが広がります。特に、粉砕用の鋏の身は、他の部位に比べて脂肪分が少なく、淡白な味わいが特徴です。

 

オマール海老の寿命に関する科学的調査

科学者たちは、オマール海老の寿命が驚異的に長い理由を探るために、いくつかの調査を行っているようです。

一般的に、オマール海老は20年から50年程度生きるとされていますが、100年以上生きる個体も存在すると言われています。

テロメラーゼ酵素といわれるものが細胞の老化を防ぐため、オマール海老は理論的には「不老不死」と言われることもあります。

不老不死と聞くとワクワクされた方もいらっしゃるでしょうが、実際には捕食や病気、漁業活動などの影響で寿命が縮まることが多いようです。

 

オマール海老は死ぬまで脱皮する

オマール海老は脱皮をします。脱皮は甲殻類にとって成長のために欠かせないプロセスです。

オマール海老は、硬い外骨格を持っているため、成長するためにはこの外骨格を脱ぎ捨てて、新しい大きな外骨格を形成しなければなりません。これを「脱皮」と呼びます。若いオマール海老は頻繁に脱皮を行いますが、成長が遅くなるとともに脱皮の頻度も減少します。成体になると、脱皮は年に1回から2回程度に減りますが死ぬまで脱皮すると言われています。

我々もオマールと同様に年を取りますが、夫婦の記念日にテルミドールを食べながら若く頻繁に脱皮していた頃のお話しをしながらお食事を愉しんでは如何でしょうか?

理屈的には老化しないオマール海老を食する事も、相手を想う気持ちを間接的に伝えるさりげない手段かもしれませんし。

 

世界料理オリンピック銀メダリスト監修のテルミドールが簡単調理で味わえる

これまでの説明で、オマール海老を使った料理を特別な日に召し上がって頂くのにいい食材である事がお分かり頂けたと思いますが、ごちそう本舗ではそのオマール海老を世界料理オリンピック銀メダリストの常田誠シェフに監修して頂いたテルミドールをご提供しています。

テルミドールをご家庭で作るには食材選びからソースの仕込みまで大変な作業になります。

もしご興味があれば、世界トップレベルのシェフのレシピをご自宅で簡単にお試しされてみては如何でしょうか?

下記画像をクリック↓